ホーム 建築への想い 家づくりの流れ 施工実績 事務所のご案内 お問い合わせ スタッフブログ
お問い合わせ

魚津の家(六九)  チラシ作成

2017.10.12
富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
分離発注方式により
『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。


こんにちは。


今回のチラシを制作するにあたっていろいろ考えた。
今の住宅業界は法改正が著しく情報が飛び交っていて何を訴えようかと迷った。
広告制作会社のT氏は細かな数値、理論を詰め込んでもチラシのどこを見れば良いか
分からなくなる....と。

当たり前のように断熱に関しては2020年に義務化される断熱性能値は優に超えている。
富山県の外皮平均熱貫流率「UA値」熱の逃げにくさの基準は0.87以下だが1.55倍の0.56
となっている。HEAT20 G1レベルである。
あなたの家はUA値○○ですよ。良いですよ!などと言われて建てるケースはまだほとんどない。
モデルケースでは○○なので....これくらいですね....
義務化されると決まっているから尚、今建てる人は知りたいと私は思うが
そこまでチラシに書いても一般的に分からないから辞めようとなった。

耐震についても等級2なのか等級3なのか!この耐震等級はメーカーが必ず謳ってるが
ほとんど取れてないのが実情。言葉で言うと「等級2相当」。こんな看板を見たことあるかと....
聞きたい人は必ず聞くし、シンプルにいこうと。
意匠(引くデザイン)×構造(耐震等級)×温熱(燃費)をどうしたか!
引くデザインはただ美しいだけでなく、全ての意匠に意味があります。
「合理性」と「機能美」といいましょうか。

例えば太陽高度から南面の軒の出を算出するとか....機能のみならずデザインにも結びつく。
また、間取りでも外からの見え方、使い勝手....敷地形状・動線から合理的な考え。
構造は壁量・N値計算により確かめてますとか....
年間電気使用量・日当たりをシミュレーションしてますとか....
3Dパース・模型を作りますとか....

言われなくても当たり前のように思うことは人それぞれ違います。

目に見えないモノに価値がある時代
価値を表に出さないと分かって貰えない....ことも。






カテゴリ