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知ってますか?③

2016.03.24
分離発注方式を推奨する
富山県魚津市の伊田直樹建築設計事務所です。


こんにちは。

省エネ住宅の最先端となる住宅が富山県黒部市にあります。
このモックアップを見てもらうと分かるでしょう。

断熱材の厚さ、構造が全く今までと違います。

外断熱ではなく付加断熱ですね。

マニアックなのか!この知識も知らない住宅関係者はほんと結構います。


どの性能を求めるか!コストにも関係してきますのでどれだけでも断熱材を
増やせばいいってことではないと思います。


去年竣工した住宅でQ値は1.7、分離発注価格で坪単価56万円(税込・外構別)
・断熱材の厚みは壁90mm(ウッドファイバー)
・天井200mm(ロックウール)
・樹脂サッシ(APW330)
...なのでもう少しコストUP可能ならQ値は1.5レベルまでいくだろう。

2020年に国が求める基準はQ値換算2.7レベル(現在はUA値です)ですが
次の施策が待ってるのでQ値1.5レベルは求めたい。


Q値1.7住宅(約40坪弱)の光熱費は春・秋は3,000円、一番多くて15,000円程で
快適生活が送れます。



因みにモックアップ仕様は推定Q値0.9レベルなのですごいことです。




「バウビオロギーとエコロジー」

ここまで高断熱高気密が進むと湿気の問題が増えてます。住宅の気密性が高いと
湿気が室内に溜まりやすく、断熱材が厚くなると室内からの湿気が逃げにくくなります。

解決策は

①建材を温めて乾燥させる???
②湿気の発生源を減らし乾燥させること

結果、結露を出さないことが肝要です。


新築住宅では、出来るだけ湿気が侵入せず、入った湿気を逃げやすくする設計が
重要で求められてきます。

いろんな建材があり、いろんな情報があります。
正しい選択の元、この考えで勧めたい。
(↑ここ大事)


あの断熱材を使い、あれを張って、湿気をこう逃がせば........!
(↑建築人は素直にこう言えない...言わないのはなぜ?)




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