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三日市のいえ(十一) なぜ付加断熱するの? 2025.07.31

こんにちは。



付加断熱をする理由は一言で言うと 「室内をより快適に、そして省エネに暮らすため」です。

「魔法瓶のような家にするため」という表現がぴったり。
キャンプなどでクーラーボックスを利用すると思いますが
6時間とか冷たさをキープ出来ますよね、密封しておけば。
蓋が開いてたり、ずれていたら冷気は逃げちゃいますよね。
そう、気密とセットなんです。
付加断熱+高気密(C値0.1~0.3など)をセットで施工すると快適な空間が手に入るからなんです。


もっと具体的にいうと...


1. 断熱性能をさらに高めるため
 • 柱の間だけでは断熱材の厚みに限界があるため、付加的に外側に断熱材を足すことで、住宅全体の断熱性能(UA値)を向上させます。
 • G2やG3レベルなど、高性能住宅にはほぼ必須。


2. 室内の快適さを上げるため
 • 付加断熱で壁の内側が冷たくならない → 冬場でも体が冷えにくい。
 • 家全体の温度差が減る → ヒートショックを防げる。


3. 建物を長持ちさせるため
 • 壁の中で結露(壁体内結露)が起きにくくなるので、カビや腐朽菌が発生しにくい。
 • 構造体が健全に保たれ、長寿命化に貢献。


4. エネルギーコストを抑えるため
 • 熱が逃げにくく、入ってきにくい → 冷暖房の効きが良くなる。
 • 結果的に光熱費が安くなる。


5. 柱や梁のヒートブリッジを断ち切るため
 • 柱・梁などは断熱材が入らないため、そこから熱が出入りしてしまう。
 • 付加断熱により構造材ごと断熱材で包む(「外張り」的な発想)ことで、熱のスキマをなくす。


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ネオマフォーム50mmの付加断熱です。
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【性能値】
•外皮平均熱還流率:UA值0.3W/(㎡•K)
 =5地域 HEAT20 G2.5
 =断熱等性能等級6.5
・気密性能:C値0.3㎠/㎡以下
 (目標値)
・耐震性能:耐震等級2
(積雪1.5m・許容応力度計算)



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こちらは話題のGX志向型住宅になりますので
「GX志向型住宅の中身」をお見せすることができます。
断熱材で隠れる前の構造体を見るには
時期的に8月中旬ぐらいだと思いますのでご興味ある方はご連絡ください。
ご案内いたします。


富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化
小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅
 『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。

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