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冬の乾燥対策について②2026.01.15

こんにちは。





では熱交換換気システムを導入すればどうなるか?
結論から整理しますね。



結論(先に)

熱交換換気(第一種換気)を入れても、
「冬に乾燥しやすい」という本質は大きく変わりません。

ただし、
・乾燥の度合いは「少し緩和される場合がある」
・誤解されやすいポイントがある
ここが重要です。



なぜ「変わらない」のか

① 一般的な熱交換換気は「温度交換」

日本で多く使われている熱交換換気は、
 • 顕熱交換型(温度のみ)
 • 熱だけを回収
 • 水分(湿気)は基本的に交換しない

つまり、
 • 外の空気の水分量(絶対湿度)はそのまま室内へ
 • 室温だけが回収される

つまり暖房で乾燥する仕組み自体は変わらない



② 熱交換=湿度も回収できる、ではない

施主さんがよく誤解される点です。

「熱交換があるなら、湿度も保てるんですよね?」

→ ほとんどの場合 NO

理由:
 • 水蒸気は熱と違い、簡単には移動しない
 • 湿気を交換するには**全熱交換(エンタルピー交換)**が必要



では「全熱交換型」ならどうか?

全熱交換換気の場合
 • 温度+湿度を一部回収
 • ただし回収率は100%ではない
 • 冬の外気の絶対湿度が低すぎると、効果は限定的

結果として
「少しマシになる」程度

乾燥しない家にはならない、が正直なところです。



富山県の気候との関係

富山の冬は
 • 相対湿度は高い
 • 絶対湿度は低い

このため、
 • 全熱交換を入れても
 • 回収できる「湿気」自体が少ない

なので、劇的な改善は期待できない


「熱交換換気を入れると、暖かさは逃げにくくなります。
ただし、湿度まで十分に戻せるわけではないので、
冬の乾燥は加湿で調整する必要があります。」
また、全熱交換換気システムは快適な室内環境と省エネを
両立させる優れたシステムですが導入費用(50~100万)やメンテナンスの手間
を考慮し状況に合わせて選ぶことが重要です!

むしろ重要なのは「換気量の考え方」
 • 法定換気量を守る
 • 風量を必要以上に上げない
 • 住まい方に合わせて微調整する

換気を止めるのではなく、整える
(寒いから止める→空気が動かない→悪さするやつがいる)


熱交換換気は「省エネ装置」であって、加湿装置ではない。
が結論です。

多機能なエアコンと言えば「うるるとさらら」なんですが
多機能な分、高価で電気代が多く掛かったり故障リスクが多かったりします。
湿度が数値上で上がることを期待せずに気持ち良いかなぐらいで思っています笑

シンプルなローテクなエアコンが1番です。
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富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化
小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅
 『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。

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