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「家づくりの終わりとは何だろう」2026.06. 1

こんにちは。

 

 

 

私はこれまで、お客様に

「家づくりは完成してからが本当の始まりです」

とお話ししてきました。

家が完成した瞬間がゴールではありません。

 

 

その家で家族が暮らし、子どもが育ち、思い出が積み重なっていく。

そこからが本当の家づくりの始まりだと思っています。

 

では、反対に家づくりの終わりとは何なのでしょうか。

今日、そんなことを考えるようになりました。

 

家は人よりも長く生きることがあります。

建て主が住み、次の世代へ受け継がれ、あるいは別の人の手に渡ることもあります。

 

そして最後は、その家に住む人もいなくなり、建物が解体され、更地になる。

 

そこが家づくりの終わりなのかもしれません。

 

 

もしそうだとしたら、私たち作り手の責任は何でしょうか。

 

それは、できるだけ長く住み続けられる家をつくることではないかと思います。

 

流行だけを追いかけた家ではなく、

性能だけを競う家でもなく、

何十年先も住み継がれ、必要とされる家。

住む人が変わっても価値を失わない家。

 

 

具体的に言うとメンテナンス出来る家かもしれない...

 

付け加えると メンテナンスを相談できる人がいることかも。

 

そんな家を目指すことが、設計者としての責任だと感じています。

 

 

これから社会は大きく変わっていくでしょう。

人口減少、地域のあり方の変化、エネルギー問題。

 

今まで当たり前だったことが、当たり前ではなくなる時代が来ています。

 

 

そんな中で、

どうすれば住み続けられるのか。

どうすれば長く愛されるのか。

どうすれば少ないエネルギーで快適に暮らせるのか。

これからの家づくりは、そんな問いに向き合う必要があると思っています。

 

振り返ると、私がこれまで取り組んできた高気密・高断熱の家づくりや、

長く使える素材を選ぶこと、性能と暮らしやすさの両立を目指してきたことは、

間違っていなかったと思います。

 

 

しかし、それだけで十分なのか。

これから何をプラスしていくべきなのか。

 

設計者として、まだまだ考え続けなければなりません。

 

家づくりの本当の価値は、完成した時ではなく、その何十年も先に評価されるものなのかもしれません。

だから私はこれからも、「長生きする家とは何か」を考え続けていきたいと思います。

 

 

今月号の建築知識ビルダーズを読んでいて「終わり」という問いを考えさせられました。

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富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化、
小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅を提供し
『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。

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