BLOG ブログ

黒瀬のいえ(八) 「許容応力度計算+耐震等級3」はまだ少数派2026.05.28

こんにちは。

  

 

  

「許容応力度計算+耐震等級3+(積雪+太陽光加重)」をクリアした。2~3日で大枠は計算できた。

昨日はThreads(スレッズ)で反響があったので第2弾を...

 

 

どれだけの数(物件)がクリアしていると思いますか? 

 

正確な全国統計は実はかなり曖昧ですが、業界感覚と公開データから見ると、

木造住宅全体の中で「許容応力度計算+耐震等級3」まで行っている住宅は、まだ少数派です。

私のように

* 自社で内製化
* 自ら許容応力度計算を行い
* 積雪を考慮し
* 温熱性能も高く
* 太陽光荷重まで考慮

しているケースは、かなり限られると思います。

 

大まかな業界割合のイメージ

木造住宅全体で見ると、

① 最も多い層

「仕様規定+簡易壁量計算」

おそらく全体の多数派。

昔ながらの

* 壁量計算
* N値計算
* 経験則 を中心に設計。

許容応力度計算までは行わない。(ここまでで建築確認申請は取れます)

 

② 中間層

「性能表示計算+耐震等級3」

ここは近年かなり増えています。

ハウスメーカーや高性能住宅会社で多い。

ただし、

* 梁成
* 接合部
* 基礎
* 応力度

まで詳細検討しないケースもあります。

(この場合は○○相当と謳っているはず)

 

③ 少数派

「許容応力度計算による耐震等級3」

ここはまだ少数です。

体感では、

木造住宅全体の1〜2割程度
地域工務店単位だともっと少ない印象です。

さらに、

「設計者自身が理解しながら計算している」

となるともっと少ないと思います。

 

なぜ少ないのか

理由は単純で、

手間と知識量が大きいからです。

許容応力度計算は、

* 荷重設定
* 積雪
* 偏心
* 水平構面
* 梁成
* 金物
* 基礎
* 変形

まで見ます。

つまり、

「壁が多いから安心」では済まなくなる。

 

設計力と構造理解が必要になります。

 

 

でも時代は確実に変わっている

2025年基準改正で、

実質的には

* 簡易壁量計算だけでは不安
* 4号特例縮小
* 大開口化
* 太陽光搭載
* 重い外皮性能(断熱性能)

によって、

構造をちゃんと考えないと危険な時代になっています。

その中で、

「設計者自身が構造を理解している」

という価値は、今後さらに大きくなると思います(笑)

 

 

「耐震等級3」と言っても、

どこまで計算しているかは会社によって大きく違います。

"等級3だから安心"ではなく、"何を確認しているのか"が大切だと思っています。

また、構造計算を行う意味はもしもの自然災害時の人命最優先の考えで、最後にはコスト削減の思いでやっています。

 

逆に構造計算要らないから安くして!って考えもあるのかな...

私は構造計算要りません、①で良いです!とおっしゃってください、数十万円お安くします(笑)

 

スクリーンショット (37).jpg

↑梁の最低限の大きさを確認しています。積雪はあるのか?太陽光が載るのか?で変わってきます。

 

 

 

富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化、
小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅を提供し
『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。

CONTACT お問い合わせ

気になることはなんでもご質問ください。納得いくまでお答えいたします。

お電話でのお問い合わせはこちらから

0765-32-8056 受付時間/9:00〜17:00

メールでのお問い合わせはこちらから

24時間受付 お問い合わせフォーム