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三日市のいえ(五) 配筋検査2025.06.25

こんにちは。



県の通達項目を網羅する写真を撮り、配筋検査前の自社検査を行いました。
開口部の斜め補強筋の1ヶ所抜けを発見。
4月からの法改正!ちゃんと用意しました。
D16って太いなぁ〜
↑(D16は鉄筋径を表しています)

許容応力度計算の耐震等級2をクリアする配筋は今までと違いますね。

間取り、設備、仕上げ材、そして性能面も拘ると
一つ一つ工事費がUPするのは目に見えて分かるので

全てを知った上で、そう全てを知った上で選択するのが良いかと思います。





なぜ耐震等級が必要なのか (一般的な説明です、積雪はゼロ、考慮されていません)

耐震等級とは

日本の住宅性能表示制度で定められている「建物の耐震性能を数値化した基準」。
等級は以下の3段階:
 • 耐震等級1:建築基準法の最低基準(震度6強~7程度で倒壊しない)
 • 耐震等級2:等級1の1.25倍の耐震性能(学校や避難所レベル)
 • 耐震等級3:等級1の1.5倍の耐震性能(消防署・警察署レベル)


耐震等級が必要な理由としては

① 家族の命と資産を守る

地震大国・日本では**「倒壊しない」だけでは不十分**。
大地震後も生活を継続できることが大事。
そのため耐震等級3は実質必須レベル。

② 住宅ローン控除・地震保険の優遇

耐震等級を取得していると
 • 地震保険の割引(最大50%)
 • 住宅ローン控除の条件緩和(長期優良住宅等)
など、経済的メリットも大きい。

③ 長期優良住宅の必須要件

長期優良住宅認定を取る場合、耐震等級2以上が必須。
さらに最近はほとんどの高性能住宅が等級3を標準仕様にしてきている。

④ 資産価値の維持

売却時や相続時も、耐震等級の有無は価値判断材料に。
認定を取っている家の方が圧倒的に有利です。




そして地震はいつでも起こる

日本は世界有数の地震国。
震度6強以上の大地震は、今後30年以内に70%以上の確率で発生すると言われています。

「倒壊しない家」ではなく、「地震後も住み続けられる家」が必要です。
等級3なら「避難所になる建物」と同レベルの強さになります。




 よくある誤解

「建築基準法を守れば十分」
→ 最低限の基準であって、大地震では倒壊する可能性も

「新しい家なら大丈夫」
→ 構造計算や耐震等級取得していないと、地震後の住み続けは困難



まとめ

住宅の耐震等級は「必要」です。特に新築戸建ては等級3が必須レベル。
許容応力度計算で等級3+耐震等級証明取得が望ましいです。

・ 耐震等級3を許容応力度計算で取得
・ 高気密・高断熱のHeat20 G2仕様
・ 気密C値0.3以下
・ 分離発注方式による品質管理
→ 家族の命・暮らし・資産を守る「本物の住まい」をお勧めします。





この家の性能は
•外皮平均熱還流率:UA值0.29W/(㎡•K)
 =5地域 HEAT20 G2.5
 =断熱等性能等級6.5
・気密性能:C値0.3㎠/㎡以下
 (目標値)
・耐震性能:耐震等級2
(積雪1.5m・許容応力度計算・証明書は取得していません)


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ハウスジーメンの検査員が来られました。
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富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化
小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅
 『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。

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