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ポスト位置について2025.11.20

こんにちは。




高気密・高断熱住宅における"ポスト位置"という設計課題

外壁貫通を避ける理由と、外付けポストが主流になる背景





高気密・高断熱住宅を設計していると、
性能や間取りと同じくらい丁寧に検討すべき細部として
「ポストの計画」が挙げられます。
一見、住宅性能とは関係がなさそうに見えますが、
実はこの"数十センチの開口部"が気密性能を維持する上で
重要なポイントとなります。



■ 外壁に穴を開けることは、気密計画上のリスクになる

従来の住宅では、外壁に郵便受けを貫通させ、
室内側から郵便物を回収する方式が一般的でした。
しかし、高気密住宅において外壁の貫通部は、
以下の理由で確実に弱点になります。

 • 気密ラインの連続性を損なう
気密シートや下地を連続させるためには、
ポスト口まわりを特殊な処理で納める必要があります。
現場ごとの差が出やすく、ばらつきの温床になります。
 • 断熱欠損による熱橋(ヒートブリッジ)が発生しやすい
郵便受けの金属部分が外気で冷やされ、
室内側まで熱が伝わることで局所的な結露を誘発します。
樹脂製であっても回覧板が刺さりっぱなしのことも
その間、外気が普通に入ってくることになります。
 • メンテナンス性に乏しい
気密テープやパッキンの経年劣化により、
後から気密性能の低下が起こっても補修が難しい。

C値0.1〜0.3 といった性能を安定して出すためには、
「そもそも穴をつくらない」という設計判断が最も合理的です。



■ 外付けポストは"性能を守るための標準仕様"になった

こうした背景から、現在の高気密住宅では、
外壁貫通型 → 外壁・外構・アプローチに設置する外付け型へ
という流れが定着しつつあります。

外付けポストにすることで、
 • 気密ラインを一切途切れさせない
 • 断熱ラインが切れず、熱ロスや結露リスクをゼロに近づける
 • 外構デザインと一体化でき、アプローチの美しさが向上する
 • メンテナンス性が高い(交換・移設が容易)

といったメリットが得られ、住まいの性能とデザインを両立させることができます。

写真の事例のように、目隠しフェンスと組み合わせて
"外構の一部"として計画することで、
視線を遮りながらポストを自然に配置できます。
外壁を傷つけず、建物側の熱環境を乱さないため、
トータルでの住宅性能も安定します。



■ 住まいの快適性は、こうした"小さな計画"の積み重ねで決まる

高気密・高断熱住宅は、
断熱材の厚みだけで性能が決まるわけではありません。
貫通部の処理、サッシ周りの納まり、換気経路の設計、
そして今回のような「ポストの取り扱い」など、
細部の積み重ねによって、初めて性能が一つの完成形になります。

外付けポストはその象徴的な例で、
「性能を守るための設計判断」が、暮らしの快適さに直結する」
ということをよく示しています。


また、近年の物価高での現状として言えること


「安いには安いなりの訳がある」
「高いには高いなりの価値がある」


カローラの価格でクラウンは買えない...(笑)
クラウンをカローラの価格にはできない
価値が違うものは価格も違う...

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【見学会の家の性能値】
•外皮平均熱還流率:UA值0.3W/(㎡•K)
 =5地域 HEAT20 G2.5
 =断熱等性能等級6.5
・気密性能:C値0.1㎠/㎡
 (中間気密測定値)
・耐震性能:耐震等級2
(積雪1.5m・許容応力度計算)


■ 完成見学会のご案内
場所:富山県黒部市(詳細はご予約後にご案内)
日時:11月29日(土)~30日(日)
時間:10:00~16:00(完全予約制)
①10時~②11時~③13時~④14時~⑤15時~

ご予約はホームページの「お問い合わせフォーム」またはお電話にてお願いいたします。


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富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化
小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅
 『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。

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