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家を「売る人」と、家を「つくる人」2026.02.11

こんにちは。



家を「売る人」と、家を「つくる人」




家づくりを考え始めたとき、
多くの方は住宅会社や工務店、設計事務所を比較します。

その中で、少し立ち止まって考えてほしいことがあります。
それは、
「この人は家を売っているのか、それとも家をつくっているのか」
という視点です。



家を「売る人」

家を売る人は、
完成した商品として住宅を扱います。これを商売と言います。

・断熱等級はいくつか
・耐震等級はいくつ
・設備はこのグレード
・金額はいくら

こうした分かりやすい指標で説明され、
比較もしやすく、安心感もあります。

決して悪いことではありません。
ただし、そこでは
「その家でどんな暮らしになるか」
まで踏み込まれることは、あまり多くありません。



家を「つくる人」

一方で、家をつくる人は、
最初に図面や仕様ではなく、暮らしの話から始めます。

・冬の朝、どんな温度で目覚めたいか(空調設計)
・エアコンをどれくらい使いたいか(断熱空調設計)
・将来、家をどう使い続けたいか(資産価値)

そこから逆算して、
断熱性能や気密性能、構造の考え方が決まっていきます。

断熱等級6や耐震等級3、
気密性能といった数値は、
目的ではなく、結果です。



数字は同じでも、家は同じにならない

今の住宅は、
どの会社でも「高性能」と言われる数値を並べることができます。

しかし、
・本当にその性能が発揮される設計か
・現場でそれがきちんと作られているか
・住み始めてからも安定して続くか

そこまで含めると、
家の中身はまったく違うものになります。



私が「家をつくる」と言う理由

私は、
家を「売る」という感覚で仕事をしていません。

目指しているのは、
小さなエネルギーで、無理なく、永く暮らせる住まいです。

そのために、
・断熱等級6以上
・高い気密性能
・耐震等級2~3(許容応力度計算による計算)

といった性能が必要になります。

性能を語るのは簡単ですが、
性能を暮らしに落とし込むことは、
時間も手間もかかります。

だからこそ、
私は家を「売る人」ではなく、
家を「つくる人」でありたいと思っています。



最後に

家は、つくった瞬間がゴールではありません。
むしろ、そこからが本当のスタートです。

「どこで買うか」ではなく、「誰とつくるか」。

家を売る人は、家を「商品」として扱います。
家をつくる人は、暮らしを「ものづくり」として扱います。
どちらが正しいという話ではありません。
ただ、あなたがこれから長く住む家を、
"商売として売られたいか"、
"ものづくりとして向き合ってほしいか"。
その違いは、意外と大きいのだと思います。

この視点が、
家づくりの後悔を減らす一助になれば幸いです。
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富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化
小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅
 『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。

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