「10年目の恩返し。家を建てた後からが、本当の『施主様』との関係です」2026.06.10
こんにちは。
「10年という歳月は、家にとって一つの節目です。先日、そんな年月を共にした施主様から一本の電話をいただきました。
『エアコンが壊れてしまった』と。」
「施主様は、ご自身でネット検索し、近くのエアコン業者にも問い合わせをされていたそうです。
しかし、最終的に私を頼ってくださった。
『家の造りを知っている伊田さんに任せたい。それが一番安心だから』と。」
私はお伝えしました。『価格は他と変わらないかもしれません。
でも、この家のすべてを私が一番わかっています。だからこそ、一番誠実な対応を約束します』と。
ネット上の安さや便利さよりも、私との『関係性』を選んでくれたこと。その決断が何よりも嬉しかった。」
家を建てるという大きなプロジェクトを終えて約10年。それでも私を信じてくださった。
実は、私はこのお仕事で『2度儲けさせてもらった』と思っています。
一度目は、10年前に素晴らしい家を一緒に創り上げたとき。
二度目は、10年経った今、再び『あなたにお願いしたい』と選んでいただけたとき。
建築士として、これ以上の喜びはありません。
家は、完成して終わりではありません。むしろ、住み始めてからが本当の始まりです。
これからも、10年、20年と、困ったときに一番に顔を思い出してもらえる存在でありたい。
そう改めて背筋が伸びる思いでした。
信頼してくださり、本当にありがとうございました。
そして、施主様のもとへ、エアコンメンテナンスの現地調査へ行ってきました。
玄関先での何気ない立ち話でしたが、帰り際、施主様がふと口にされた言葉が、今の私の胸に深く突き刺さっています。
『伊田さん、世の中いろいろあって大変だと思いますが、どうか長く続けてくださいね。
もし伊田さんがいなくなったら、この家のことを相談できる人がいなくなって、私も不安ですから』
その時、ハッとさせられました。
私は今まで『良い家をつくること』をひたすら追いかけてきました。
けれど、それは単に物理的な建物をつくっていただけではないのだと。
家を守ることは、そこで暮らす施主様の『安心』を守ること。
10年経ってもなお、困ったときに私を頼ってくれる。
その存在であり続けることが、私の本当の仕事なのだと気づかされました。
厳しい社会情勢の中でも、私がこの仕事を続けていく理由が、今日また一つ増えました。
『あそこに行けば、いつでも相談できる』
そう思っていただける場所であり続けるために。
お引き渡しして終わりではありません。
これからも、10年、20年、その先もずっと、皆様の暮らしの隣にいる住宅医でありたいと心から思います。
背中を押してくださる言葉をありがとうございました。また、次の10年を目指して、誠実に仕事を続けていきますね。

明日、エアコン取り替え工事をしてきます、晴れそうですね(笑)
原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化、



