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住まいづくりコラム⑩-耐震-2016.02. 3

富山で工事原価提示にこだわり施主と向き合う一級建築士 伊田です。

こんにちは。

耐震性能は建築基準法を守ればOKでしょ?と聞かれました。

複雑な心境ですが建築基準法は最低限の法律です。
そして、基準法厳守で確認申請が通ります。

下の表を見てもらうと分かりやすいですが等級1=建築基準法レベルとなります。
性能等級.jpg
等級2、3を取るには必要以上の壁量、床倍率、金物など考慮するものがありますが

簡略すると壁の量が異なります。

性能等級-1.jpg
1階は2階より多くの壁が必要で屋根の重さにも左右されます。
このように必要壁量はそれぞれ異なります。

富山県ですとこれに積雪を考慮するのでもっと壁量は増えていきます。

等級1(建築基準法レベル)でいいのか、等級2いや等級3にもっていくのかは設計者の判断と
なりうるので専門家まかせにはしたくないところです。

でも、「耐震等級が高い」=「安全」とは言えない。
耐震とは 建物を固めて=家を守る ということでガチガチに固めた建物で
住んでいる人が一概に安全だとは言えないと思います。

コスト面も考慮し、当事務所では積雪を考慮した等級2をお勧めします。







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