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「高性能住宅は床を見ればわかる」2026.03.26

こんにちは。



C値0.1㎠/㎡の家は、こうやってつくられている


この写真は過去の施工現場です。
床の断熱気密施工の様子。

この住宅は
断熱材 ネオマフォーム80mm(熱伝導率0.020W/(m・K)品)。
グラスウール(熱伝導率0.040W/(m・K)品)だと160mm換算の厚みになります。
いわゆる G2レベルの断熱仕様 でした。

そして結果は

中間気密測定 C値0.1㎠/㎡
完成気密測定 C値0.1㎠/㎡

途中も完成も同じ数値。

これは
たまたま出た数字ではありません。

理由は現場と間取りにあります。




家の性能はここで決まる

床断熱を入れたあと、
大引きのライン、ボルトの頭すべてに気密テープを施工。

さらに重要なのがここです。

柱の根元。

空気が漏れやすい場所。

だから柱の下部まで
一つ一つ丁寧に気密処理をしていく。

この作業、
かなり手間がかかります。
綺麗に貼らないと意味が無い

劣化対策として考えてることもあります。
それはテープの上に置く合板でサンドイッチさせること。
これでテープが剥がれることもありません。

でも
これをやる現場は
気密が安定します。



実はここが一番難しい

中間測定で良い数値が出ても
完成時に悪くなる現場があります。

理由はシンプルです。

工事の途中で
気密を壊してしまうから。

・電気配線
・設備工事
・大工工事

いろんな職人が入る中で
気密を守り続ける。

これが本当に難しい。

でもこの現場は違いました。

だから

中間測定時 C値0.1㎠/㎡
完成測定時 C値0.1㎠/㎡

数値が変わらない。



住宅業界の人ならわかると思います

性能の差って
カタログではないんです。

現場を見ると一瞬でわかる。

・断熱の納まり
・テープの貼り方
・柱まわりの処理

ここに会社の思想が出ます。

そしてもう一つ。

気密施工は
完成するとほとんど見えなくなる。

つまり

評価されにくい仕事。

でも
住み心地はここで決まります。



私がいつも思うこと

C値0.1という数字は
すごいことではありません。

本当に大事なのは

その数字が再現できる現場かどうか。

この現場は
それができていました。

だから結果として
中間も完成も

C値0.1㎠/㎡

※C値とは小数点第1位までで表しますので
0.06とか0.13はすべて0.1になり四捨五入します。


家づくりの本質

良い家は
派手な設備でできるわけではありません。

現場の丁寧さでできる。

この床の気密施工は
その象徴だと思っています。

家の性能は
図面ではなく
現場でつくられる。

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富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化
小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅のみを提供し
 『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。

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