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木造大型パネル工法って2020.10.23

こんにちは。




木造在来工法の住宅建て方の状況です。

パネル工法って聞くと偏見もあり自分の目で確かめたく見学に行ってきました。
富山県ではプ○ウォールが知られてますがトータル的に見てこちらの方がいいと思いました。

1番のメリットは建て方から1週間が1日でほぼ完了するくらい工期短縮ができること。
(どこまでパネル化するかによって短縮期間は違う)
北陸では雨が降る日が多いのでこの工期短縮は嬉しい限りである。
関東と違って外回りの下地を仕上げるまでに必ずと言っていいぐらい1回は雨に会います。
濡れる確率がずいぶんと下がるんです。

私は春着工~秋完成が家にとって環境が1番いいと思っています。
雪解けした3月から基礎工事を開始、いい天候が続く5月に建て方、9月ごろ完成し
涼しくなった初秋に引越しってパターンです。
冬は雪が積もるし梅雨と台風時期もいい感じに避けたいですね。

メリットがあればデメリットもあります。視点を変えたデメリットですが
大工が現場で作業していたことを工場で大工がパネル化し現場に運びます。
(↑この2つの大工は違う大工職人と思ってください)
職人の技術継承・高齢化など言われてますが大工の仕事がさらに分散することになります。
昔は手刻みしていた構造体をプレカット化が主流になり、窓枠・建具枠などは建材を使うように
なり仕事内容が変わってきました。する仕事がなくなれば賃金も減ることになるがこれほど変化した
形態は大工ぐらいではなかろうか。環境が整った工場内で加工すれば品質は上がるメリットがあるが
仕事がなくなるというデメリットもある。

このパネル化は一つの方法であり新しい時代形態なんだと思うが地域職人コミュニティを大切に思う
設計者としては現場での職人の顔がまた遠ざかることになると思われる。

G2やG3グレードなど付加断熱をするにはとてもいい方法だと思う。
これからこの流れになりそうです。

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富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
原価を公表する分離発注方式により
『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。

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