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これからの家づくり①2025.10. 2

こんにちは。



昨今の物価高
夫婦共働きでも新築注文住宅を建てることは
厳しく感じる方もおられるんじゃないでしょうか


そんな、とてもリアルなテーマについてです。

夫婦共働きでも住宅ローンや生活費の負担が重くなり
「新築注文住宅を建てる決断」が昔より難しくなっています。
そういう時代だからこそ、選ぶ決め手を整理します。



注文住宅を建てる際の「決め手」となるポイント

1. 家計と将来を見据えた資金計画
 • 住宅ローン返済比率(年収に対する割合)が無理なく維持できるか。
 • 共働き収入に頼り切らず、片方が働けなくなっても維持できるか。
 • 建物の価格だけでなく、光熱費・メンテナンス費用・税金まで含めて考える。

 「建てた後の暮らしが続けられるか」が第一条件です。



2. 性能(断熱・気密・耐震)
 • 高断熱高気密 
 → 光熱費が抑えられ、共働き家庭にメリット(不在時のエアコン効率、夜間の快適性)。
 • 耐震性能 
 → 災害時に資産を守り、家族を守る。
 • 長期優良住宅・BELS評価など
 → 将来売却や相続時にもプラス。

「性能は家計の保険」とも言えます。



3. 暮らしに直結する間取り
 • 家事動線が短い(ランドリールーム、回遊動線)。
 • 収納計画(特に共働き家庭は時短に直結)。
 • 将来の変化(子どもの成長、親の介護、在宅ワーク)に対応できる柔軟性。

 「時短間取り」が共働き世帯にとって最大の味方です。



4. 建築の依頼先の考え方
 • 大手HM:安心感はあるが価格が高め。
 • 地元工務店・設計事務所:柔軟性がありコストバランスを取りやすい。
 • 分離発注方式:余計な中間マージンを省き、質を落とさずに適正価格で建てられる。

 「誰に頼むか」でコストと自由度が大きく変わります。



5. 将来の資産価値
 • 売却できる家かどうか。
 • 地域相場や立地(駅・小中学校・病院・スーパーなどの近さ)。
 • 長く住める普遍的な設計(奇抜さよりもシンプルさ)。

 「建てる=一生持つ」ではなく、「売れる・貸せる」視点も重要です。



まとめ

今は「買えるかどうか」よりも 「建てた後の暮らしが無理なく続くか」 が最大の決め手です。

・ 家計の安全ラインを守る
・ 光熱費や維持費を減らす性能
・ 共働きにフィットする間取り
・ 信頼できる依頼先を選ぶ
・ 将来価値も意識する(負の資産にはしない)

住宅取得者の年代(時期)によっても変わってきます。
これらをバランスよく見て「我が家に合う最適解」を選ぶことが大切ですね。


こんな問題もあります、「実家をどのように考えるか!」
「もしもの時に売れる実家がある」というのは
住宅購入のリスクヘッジとして大きな安心材料になります。
しかし、売れなかったら...
更地にして土地だけなら売れそう...
だとしたら解体費はいるな
「空き家」問題が出てきます。

まとめに「将来資産としての実家の存在」も追加しましょう。


↓終の住処となるコンパクトな家づくり
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富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化
小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅
 『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。

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