先日、完成写真をプロのカメラマンに依頼し、

外観や庭の撮影を行いました。

お住まいの魅力を正確に伝えるためには、

やはり光や構図を理解したプロの視点が欠かせません。

完成した姿を客観的に捉えていただくことで、

私たち自身も設計意図を改めて確かめる機会となります。

今回撮影した住宅の外観は、"普遍性"を大切にした落ち着きある佇まいです。

華美なデザインではなく、時間が経つほどに馴染み、

暮らしに寄り添い続ける外観。

色味を抑えた外壁と木部のアクセントが、

四季の植栽と調和するよう計画しています。

外観計画の中でも大切にしたのが、

カーポートから玄関へ雨に濡れずにアプローチできる動線です。

富山県の気候--雨や雪の多い地域性--を考えると、

毎日の動きやすさは暮らしの質に直結します。

特に冬場、玄関まで濡れずに移動できるだけで快適性は大きく変わります。

アプローチは段差をできる限りなくし、

スロープと洗い出し仕上げで落ち着いた質感にまとめました。

洗い出しは左官の手仕事による風合いが魅力で、

外観の"普遍性"をより引き立ててくれます。

また、スロープは将来の歩行性にも配慮した設計であり、

長く安心して暮らせる住まいづくりの一部です。

外観からアプローチ、そして庭へと視線が流れるように配置した植栽は、

四季の変化を柔らかく住まいへ取り込みます。

プロカメラマンがレンズ越しに丁寧に捉えてくれたことで、

改めてこの住まいが持つ"普遍的な心地よさ"が浮かび上がりました。

今回は年配者の移住ということもあり

富山の気候に合った家づくりと、長く愛されるデザインを提案

【性能値】