心地よさの「装置」2026.02.17
こんにちは。

約10畳の吹抜空間を計画しました。
吹き抜けは寒い?いえ、性能があれば「心地よさの装置」になります。
「大きな吹き抜けがあると寒いですよね?」
これは、よくいただくご質問です。
たしかに、昔の家づくりではそうでした。
暖かい空気は上へ逃げ、足元は冷える。
吹き抜け=寒い、というイメージが定着してしまったのも無理はありません。
でも、今の高気密・高断熱住宅では、話がまったく変わります。
吹き抜けは"空気の通り道"
断熱性能が高く、気密が確保された家では、
空気は「逃げるもの」ではなく、「コントロールするもの」になります。
大きな吹き抜けがあると、空気は上下に素直に流れます。
イメージとしては、
吹き抜け空間の面積の半分は上へ、半分は下へ。
つまり、上下方向に空調が行き渡りやすい構造になります。
1階で暖めた空気はゆるやかに上昇し、
2階の空気は自然に下降する。
この循環が、無理なく起こります。
「寒い」ではなく「家全体が一つの空間」になる
高気密高断熱の住まいでは、
家を細かく仕切って温度を分けるという考え方よりも、
家全体をひとつの大きな室内空間として扱う方が理にかなっています。
吹き抜けがあることで、
• 1階と2階の温度差が小さくなる
• エアコンの効きが家全体に広がる
• 空気が滞留しにくい
というメリットが生まれます。
これは、性能があるからこそ得られる恩恵です。
空間の豊かさと、温熱の合理性
吹き抜けは、単に「広く見える」ためのものではありません。
• 光が落ちる
(明るさと無料の暖房)
• 家族の気配がつながる
(上下階のつながり)
• 空気がやわらかく循環する
(自然対流)
性能と設計が両立してはじめて、
吹き抜けは"デザイン"ではなく"機能"になります。
寒いからやめる、ではなく。
性能があるなら、積極的に活かす。
吹抜って良いですね。
今年の冬は暖房が要らない日もあったみたい
3日連続で!
天気が良いと日射取得にも吹抜が効いてます。

小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅
『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。



