夏のエアコン計画のついて2026.02.27
こんにちは。

階段室上部のエアコン計画(夏)
この住まいは、エアコン2台で空調計画をしています。
断熱・気密がしっかり取れてるからできる計画です。
冬は1階のLDKエアコンを暖房として使用。
そして写真は、夏用に設けた階段室上部のエアコンです。
夏は「冷たい空気は下に落ちる」という性質を素直に利用します。
階段上部に設置したエアコンからの冷気を、
SAとして階段室へ送り、
腰壁をスリット形状にすることで、冷気が1階へ流れやすいように計画しました。
単に"吹き抜けにエアコンを付ける"のではなく、
• SA(Supply Air:送風)は階段をつたって下降
• RA(Return Air:還気)は階段室の上昇気流に乗って上部へ
という、空気の循環ルートを意識しています。
暖まった空気は自然に上昇し、
その流れがエアコンの吸込み口へ戻る。
機械の力だけでなく、空気の性質を利用した循環設計です。
1階に居て段室から嫌な風が来るなんてことはありません。
・24時間換気の給気口の位置
エアコンの横には24時間換気の給気口を設けています。
給気口がエアコンの近くにあることで、
外気が導入されるたびにエアコンに負荷がかかる。
つまり、空調機がきちんと動き、
室内環境を常に安定させる方向に働きます。
高気密高断熱住宅では、
「どこから入れて、どこへ戻すか」がとても重要です。
・火災報知器の位置
火災報知器はエアコンの隣ですが、
風が直接当たらない位置に設置。
風が直接当たると、誤作動や感知遅れの原因にもなります。
こうした小さな配慮も、計画段階で整理しておくことが大切です。
空調計画は、
「単に機械を何台入れるか」ではなく、
将来のことも考え機械を配置し、空気をどう流すか。
見えない空気の道を設計することが、
快適さを左右します。
階段は、ただの動線ではなく、
空気を循環させる大切な装置でもあるのです。

小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅
『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。



