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VS積雪1.5m耐震等級22026.02.25

こんにちは。



富山の1.5mの雪に耐える「水平公園」!?......あ、失礼、「水平構面」の話です。



1. 積雪0m考慮した耐震等級3 VS 積雪1.5m考慮した耐震等級2
どちらが強いでしょうか?

答えは積雪1.5m耐震等級2になります。
積雪はすごい重たいと言うことです。
「三日市のいえ」は積雪1.5m耐震等級2となっています。


こちらは構造計算ソフト『ホームズ君』の画面です。
床一面が色分けされていて、まるでパズルのよう。
ついつい『水平公園』なんて呼びたくなってしまう賑やかな画面ですが、
実はこれ、家が地震や雪に耐えられるかを決める
**超重要な『水平構面(すいへいこうめん)』**の検討画面なんです。

2. 富山の宿命「積雪1.5m」の破壊力
「私が設計しているのは、富山県。ここでは積雪1.5mを想定しなければなりません。
1.5mの雪が屋根に載ると、その重さは数トン、数十トンに及びます。
地震が来たとき、その『巨大な重り』が建物を揺さぶります。

つまり、雪が載っている家は、
それだけで普通の家より何倍も強いパンチを地震から受けることになるんです。


3. なぜ「壁」ではなく「床」の話なのか?
多くの人は『耐震=強い壁』と考えがちですが、
実はその前に**『床(水平構面)』**が強くないといけません。

 • 屋根や床がフニャフニャだと、地震の力が壁に伝わる前に家がねじれてしまう。
 • 強い壁を活かすためには、力を運ぶ『床』がカチッと固まっている必要がある。
このホームズ君の画面で『OK』が出るまで、
合板の厚みを調整したり、耐力壁の位置を動かしたり......
目に見えない場所で、実はかなりシビアな計算を繰り返しています。


4. 耐震等級2へのこだわり
今回は積雪1.5mを見ながらの耐震等級2。
多雪区域(富山県)での等級2は、
雪のない地域の等級3に匹敵する、あるいはそれ以上のタフさがあります。
家族の安心を支えるのは、このカラフルな計算画面の向こう側にある『根拠』なんです。

5. 結び
「家が完成したら見えなくなってしまう床の下や屋根の構造。
でも、富山の厳しい冬を安心して過ごすためには、この『水平構面』の検討こそが、
設計士の腕の見せ所だと思っています。

構造計算の自社ルールもあります。
・極端な力を受ける材は作らない
 →構造材が大きくなりコストが嵩むから
・外周面には筋交いは入れない
 →筋交いがあることによって断熱材が入らず断熱欠損になるから
 →断熱欠損になってもUa値は変わりません。
 →同じUa値でも性能は違うよってこと。
・バランス良くすること
 →最終的にはこの一言!

なぜこんな詳細計算をしているのか!数値は裏切らないから笑

あと、計算を誰がやるのか問題、社内の人?外注?
アウトソーシングと言えば良いが社内ではできないから単なる丸投げ?
今、これが非常に多いですのでご注意。
でも一般的な施主は何を注意すれば良いのかが分からない
だって、誰がやろうが耐震等級なんでしょって言うから
ここが怖いところ...
私が打ち合わせしている設計士は分かって言っているのか、
それとも...外注に頼むから安心しているのか...分からない...
ズバッと聞くしかない、あなた、構造計算できますか?と。
こんなプランじゃ耐震等級取れませんという事例はたくさんありますので笑

スクリーンショット (33).jpg

富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化
小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅
 『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。

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