「わかる人に聞けばいい」2026.03.12
こんにちは。

「わかる人に聞けばいい」では、設計者の仕事にならない
設計の仕事をしていると、
「構造は構造設計者に任せればいい」
「設備は設備設計者に聞けばいい」
そんな空気を感じることがあります。
確かに専門家に頼ることは大切です。
しかし、ただ丸投げすることと、理解した上で外注することは全く違います。
本来は、自分ができる、理解しているからこそ外注するものだと思うのです。
例えば構造。
壁量やバランス、スパンの取り方、荷重の流れ。
設計者自身が基本を理解していれば、構造設計者との会話の質が変わります。
設備も同じです。
断熱性能、気密性能、空調計画、換気の考え方。
自分の中に基本の考え方があるからこそ、設備設計者と深い議論ができる。
もしそれがなければどうなるでしょうか。
「専門家に聞いてみます」
「設備屋さんに確認します」
それだけになってしまう。
極端な話、
「じゃあ、あなたは何をしているのですか?」
そんな雰囲気すら生まれてしまいます。
設計者の役割は、
専門家をつなぎ、建物として一つにまとめることです。
そのためには、
構造も、設備も、温熱も、施工も、
ある程度自分の頭の中で理解しておく必要があります。
全部を一人でやる必要はありません。
しかし、わかっているからこそ任せられる。
これが本当の意味での外注だと思います。
忙しいから頼む。
効率のために頼む。
でもその前提には、
自分自身の理解があること。
できてこそ、任せられる。
わかってこそ、外注できる。
設計という仕事は、
その積み重ねなのだと思います。

小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅
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