素足で暮らしたくなる杉の床2026.03.17
こんにちは。





今回紹介する床材はすべて杉の無垢板 厚さ15mmです。
杉の床材にはいくつかのグレードがあります。
節の多い一等材、節の少ない上小、そして節のほとんどない無節材。
見た目が整うほど価格も上がっていきます。
しかし、どのグレードであっても
杉には共通した魅力があります。
それは柔らかさです。
杉はとても柔らかい木です。
歩くと足の裏にやさしく、
少しクッションのような感覚があります。
反面、柔らかいということは
傷がつきやすいということでもあります。
物を落としたり、家具を動かしたりすると
多少の凹みや傷はつきます。
でも私は思うのです。
杉の床は、それでいいのだと。
年月が経つにつれて、
杉の床は少しずつ飴色に変わっていきます。
新しい時はまだ白っぽく、
どこか緊張しているような床ですが、
暮らしの時間とともに色が深まり、
家族の歴史を刻んだ床になっていきます。
その頃には、不思議と
傷なんて気にならなくなっているものです。
むしろ、
「ここで子どもがおもちゃを落としたな」
「ここで椅子を引いたな」
そんな暮らしの記憶が、
床の表情になっていきます。
(クッション材を椅子の脚に付ければほぼキズは防げます)
そして杉の床には、
もう一つ大きな魅力があります。
とてもあたたかい床だということです。
木は熱を伝えにくい素材なので、
冬でもヒヤッとしません。
高気密高断熱の家と組み合わさると、
靴下を履かなくても
素足で気持ちよく暮らせる床になります。
実はこれまでの家づくりの中で、
杉の床を選ばれる方には
猫ちゃんや犬などペットを飼われている方が多い印象があります。
杉の床は柔らかく、
ペットの足や関節にもやさしい。
硬いフローリングよりも滑りにくく、
足への負担も少ないからです。
人にとって気持ちのいい床は、
きっとペットにとっても心地よい床なのだと思います。
杉の床は、
新品のときが完成ではありません。
10年、20年と暮らしながら
色が深まり、表情が変わり、
家族と一緒に育っていく床です。
素足で歩くと気持ちいい。
ペットにもやさしい。
そして時間とともに美しくなる。
そんな杉の床のある暮らしは、
とても豊かなものだと感じています。
次回はクリ、オークなどの床板事例を紹介します。

↑上小節ランクの杉板を貼る施工状況

↑一等材ランクの杉板に施主がオイル塗装しているところ

↑浮造り仕上げの杉板

↑上小節ランクの杉板

↑節の多い一等材ランクの杉板
小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅
『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。



