「廊下をただの通路で終わらせない」2026.03.19
こんにちは。

吹き抜けと鉄のラインがつくる、軽やかな住まい
ただの廊下ではなく、家をつなぐ余白
2階から階段室を見下ろすこの空間は、
単なる動線ではなく、家全体をつなぐ「余白」として設計しています。
床には栗の無垢材を採用。
適度な硬さと木目の表情が、空間に落ち着きと上質さを与えてくれます。
壁と天井はクロスでシンプルに整え、素材の主張を抑えることで、
光と木、そして鉄の美しさが際立つ構成としました。
手すりは鉄骨のフラットバー。
余計な装飾を省いたシャープなラインに、黒の焼付塗装を施しています。
この細い水平ラインが空間全体を引き締め、軽やかさと緊張感を同時に生み出しています。
吹き抜けに面したこの2階ホールは、まるで渡り廊下のような感覚。
上下階が緩やかにつながりながらも、それぞれの居場所がしっかりと保たれる、
そんな距離感を意識しています。
南側(写真左側)からしっかりと光を取り込み、富山の気候でも安定した採光を確保。
吹き抜けを通して光が上下に広がり、時間によって表情を変えるのもこの空間の魅力です。
開放的でありながら、どこか落ち着く。
構造、素材、光、そのバランスが整うことで、
空間はただ広いだけでなく「居心地の質」を持ちはじめます。
階段も廊下も、単なる移動のための場所ではない。
こうした余白の設計こそが、住まいの豊かさをつくるのだと思います。

小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅
『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。



