黒瀬のいえ (九)地盤調査の結果と、「浮いた予算」の賢い活かし方2026.06.22
こんにちは。
現在、富山市内で進行中の住宅プロジェクトについて、本日は少し嬉しいご報告をさせていただきます。
先日の地盤調査にて、地盤の強度がしっかりと確認され、**「地盤改良工事は不要」**という判定が出ました。
設計者として、土地のポテンシャルが健全であることを確認できたことは、何よりの安心です。
当然ですが、地盤改良にかかるはずだった費用が不要になったことで、全体の予算配分を見直すことになります。
ここからが家づくりの面白いところであります。
性能の先にある「豊かな暮らし」への投資
今回のお住まいは、既に**「断熱性能G2クラス・高気密・樹脂窓」**という、
富山の冬でもストレスなく過ごせる非常に高い基本性能を確保しています。
地盤という「足元」が固まった今、浮いた予算をどこに投資するか。
現在、お施主様と以下の二つの選択肢について深く議論しています。
1. 炎のある暮らし「ペレットストーブ」
機能面で見れば、G2レベルの断熱があれば暖房効率は万全です。
しかし、ストーブの価値は「暖かさ」だけではありません。
富山の長い冬の夜、家族が炎の揺らぎを囲む風景は、
住まいの精神的な豊かさを格段に引き上げてくれます。
建築の一部としてどう組み込むか、設計者として腕が鳴る部分です。
2. 空間を完成させる「上質な家具・ソファ」
一方で、高性能な家で心地よく暮らすためには、身体を預ける家具も重要です。
空間のプロポーションに合わせて家具を新調することは、
住宅という「箱」に「暮らし」を定着させる最後のピース。
一生モノのソファは、この先何十年という歳月を共にする価値ある選択です。
プロの設計者として思うこと
「地盤改良不要」というラッキーな結果を、単なるコストダウンで終わらせるのではなく、
**「暮らしの質をワンランク引き上げるためのチャンス」**として捉える。
そんな前向きな家づくりができることを、とても嬉しく思います。
ペレットストーブか、上質な家具か。
どちらも「富山の家」での暮らしをより鮮やかにしてくれる選択肢です。
設計者として、お施主様がどのような選択をされ、
どのような豊かな日常を紡いでいかれるのか。
完成を心待ちにしながら、引き続き細やかな設計を詰めていきたいと思います。

原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化、



