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黒瀬のいえ(十一)詳細見積りを行っています。2026.07. 1

こんにちは。

 

 

 

 

今、見積りをしていて、価格上昇は感じております。

また、変化も感じています。

 

 

 

なぜ今、ウレタン吹き付けからグラスウールへ回帰するのか。断熱・気密の考え方


近年の物価上昇に伴い、住宅建材の価格は大きく変動しました。

 
これまで私たちが断熱工事の主軸として採用してきた「ウレタン吹き付け断熱」。
高い断熱性、優れた気密性、施工の容易さ、そしてコストパフォーマンス。

 

見積り、現場サイドから見れば、非常に「使いやすい」工法でした。

 

コロナ前はグラスウール20K品(裸の自立するやつ)に気密シート施工をしてましたが

価格的にウレタン吹付に移行した経緯があります...

 

 

なんてマニアックな話...理解できる方はすごい!

でも、続けますね(笑)

 

 

私自身、正直に言えば、ウレタン吹付は心の中に引っかかっていた要素もありました。

 
「化学物質を大量に詰め込んでいる」という懸念や、

「建物の地震時の揺れに対する追従性」への不安。
それでも、安価に高い気密性能が確保できる点は、

現場運営において何よりの好都合でした。

 

しかし、状況は変わりました。

 

現在、建材価格の高騰により、

「ウレタン吹き付け」と、「グラスウール(20kg)+気密シート施工」の価格差は、

ほぼゼロといって良いレベルまで縮まっています。

 

分離発注方式を取るからリアルタイムに原価を比べている強みとも言えます。

 

 

コスト差がほとんどないのであれば、私は迷わず「グラスウール」を選択します。その理由は3つです。

 

・将来を見据えたライフサイクル:将来の改築や解体時の環境負荷が少ないこと。

・性能の分離:断熱と気密を明確に分けて考える、住宅建築の基本に立ち返ること。

・安心感:素材としての安定性と安心感。

 

もちろん、グラスウール施工において一番の鍵となるのは「気密性能」です。
ウレタン吹き付けであれば容易にC値0.1を達成できましたが、グラスウール+気密シート貼りでは手間と技術が必要です。

 

 

ここで一つの指標を掲げたいと思います。
経年劣化(2〜3年での変化)を考慮し、新築時にC値0.3以下を出すことを目標とします。

2~3年後にはC値0.5、高気密です。あと、0.3以下は数値合戦です(笑)

 
たとえウレタンで簡単に出せる0.1という数値でなくとも、丁寧な施工によってグラスウールでC値0.3を切る。
これこそが、信頼できる高気密・高断熱住宅の証であると考えます。

 

 

時代の変化とともに、工法もアップデートしていく。
これからも、より安心で、持続可能な住まいづくりを追求していきます。

 

 

↓7年前のグラスウール20K品+気密シート貼りの現場でC値0.1を取り、みんなで0.1のポーズ~

IMG_7431.JPG

富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化、
小さなエネルギーで暮らせる高気密高断熱住宅を提供し
『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。

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