黒瀬のいえ(十九) 100万円の差で子どもの未来が変わる?2026.09.25
こんにちは。
30年後に「負の遺産」にしない家づくりの選択
築30年の家を子どもが「直して住む」か「壊す」か。分かれ目は"暑さ寒さ"にあると思います
はじめに:今の100万円か、30年後の資産価値かを問います!
住宅の断熱性能を「断熱等級5」から「断熱等級6」へ上げる際、
一般的な規模の住宅でおよそ100万円前後の金額差が生じることが多くあります。
(本当は断熱等級6.5あるとすごく快適な家になります)
家づくりの予算計画の中で「100万円」は決して小さくない金額です。
「100万円抑えられるなら等級5で十分なのでは?」と迷われる方も少なくありません。
しかし、この100万円の選択が、30年後にその家を受け継ぐ子どもたちの世代にとって
「大きな資産」になるか「負の遺産(負担)」になるかの境界線になるとしたらどうでしょうか。
1. 暑い・寒いは「リノベーションで変えるのが最も難しい」
30年後、設備や内装は当然古くなります。
キッチンやユニットバス、洗面・トイレといった水回りは、どんな家であっても交換が必要になる時期がやってきます。
ここで子ども世代が選択を迫られます。
「少し直して(水回りをリノベして)住もう」と思える家
「寒くて暑くて住めないから、壊すしかない(土地代しか残らない)」家
この判断を大きく左右するのが、「基本的な暑さ・寒さをクリアしているかどうか(温熱環境)」です。
水回りや壁紙の刷新は、数百万円規模のリフォームで比較的容易に行えます。
しかし、建物の骨組みに関わる断熱性能や耐震性能を後から劇的に引き上げるには、
外壁や柱まで解体するような大規模な工事が必要となり、
新築と変わらないほどの莫大なコストがかかってしまいます。
ベースとなる「暑くない・寒くない快適さ」がない家は、どれだけ外観や内装を直しても住み心地が改善しないため、
将来の選択肢から「住む」という項目が真っ先に排除されてしまいます。
(悲しいことに今ある「空き家」はほぼこれです)
2. 「0から作る」か「5からスタートする」か(10を満点とします)
ご自身のお子様が成長し、家を必要とする時期を迎えたときのことを想像してみてください。
パターンA:ベースの性能が不十分な家(資産価値ゼロ/解体対象)
子どもは家を壊す解体費用を負担するか、更地にして売却するしかない。
新しく家を建てる場合、膨大な建築費を一からローンで組む必要がある(0からのスタート)。
パターンB:断熱・耐震性能がしっかり残った家
構造と断熱がしっかりしていれば、水回りや間取りを現代風に整えるだけで快適に住み続けられる。
新築の半額以下のリノベーション費用で、上質な暮らしが手に入る(5や6からのスタート)。
「100万円安く建てること」は一見お得に思えますが、
将来子どもに「0から家を建てさせる負担」を強いるか、
「5からのスタートというアドバンテージ」を残してあげるかの違いに他なりません。
もちろん、資金がある方はこの考えをしなくてもいいと思います。
おわりに:家は「消費」ではなく「世代を超える資産」へ変わります
日本の住宅はこれまで「築20〜30年で価値がゼロになり、土地代しか残らない」と言われてきました。
しかし、それは「その場しのぎの性能」で建てられた家が多く、スクラップ&ビルド政策だったからです。
新築時にしっかりとした断熱・耐震性能(断熱等級6以上など)を備えておくことは、
単に自分たちが今快適に暮らすためだけのものではありません。
将来、子どもたちが「この家なら少し直して住みたい」と思える価値を残すこと。
それこそが、本当の意味での「負の遺産を残さない、資産となる家づくり」です。
今、目の前にある100万円の選択を、ぜひ30年後の家族の未来という視点からも考えてみてください。
この裏付けは時代の変化にあります。
新築で言うと国の補助金、特に「GX志向型住宅の基準」が信頼できる内容となっています。
簡単に言うと日本の急激な経済成長期は終わり、最低限を遵守する家は建てられ溢れている
これからは残すことが出来る家を増やしたいから...これからの方向性はこちらですと言っている。
そして、予算のことを言うとこれからはリノベーション工事でコストを抑える考えにシフトチェンジし
考え、価値観もチェンジするのだと思う。
今回の考えは子育て世代にドンピシャだと思う。
↓これは省エネルギー性能表示制度の第3者評価書(BELS)です。
去年は7月になくなった補助金ですが「黒瀬のいえ」は無事、GX志向型住宅110万を取得できました。
このお宅は断熱性能6.5ぐらいなので、なお価値の残る家+快適な家だと裏付けできる証明書になります。

原価を公表する分離発注方式により適正な価格を見える化、



